【5/29更新】ボディとかネックだけ売ってくれるとこまとめ

例えばネックが折れた時、反りすぎて使い物にならなくなった時。

ギターを買い替えてもいいけど、ネックだけ交換すれば買い替えよりも安く済ませる事が出来ます。

今まで気に入って使っていた他のパーツを流用することもできますしね。

あるいはギターを自作してみたいけど、木工ができる環境や気力がない時。

ボディはともかくネックの製作には経験とノウハウが必要で、トラブルが起きればそのまま楽器として成り立たなくなることもあります。

 

そういう訳で結構需要があるのかネック、ボディ単体で販売しているメーカーは少なくありません。

そういったメーカーはいざ探すとなると手間ですので、ここにまとめておくことにしました。

この記事では「既にある程度の評価を得ているか、恐らく真面目に製品を作っているであろう」会社を掲載しています。

(明確な基準はなく総合的に判断してでの一覧なので、ご購入の際は自己責任でお願いします。)

 

 

日本のメーカー

日本からパーツを買う最大の利点は、やはり日本語でやりとりが出来るところだと思います。何かトラブルがあった時もきちんと対応してまらえますしね。

日本だと当然だろ?みたいな事も海外だと全然そうでもなかったりする事多し。

あとは送料が安く済むのと、発送から届くまでそんなに時間がかからないというのも大きいです。

自作の知識の浅い方、不安のある方は最初は国内で買う事をお勧めします。

GUITAR WORKS

ストラトテレキャスジャズベースのボディ、ネック及び制作キットを販売していて、ギターのオーダーメイドで有名な会社でもあります。値段は普通。

自作派を応援!と書いてある通り一通りの工具から木材まで販売しています。

レギュラー品ではあんまり変な物は売っていません。

ネックの仕上げは自分で行えないと厳しい様で、ちょっと本格的にやってみたい方向けですね。日本語で連絡を取り合えるのが最大のメリットで、サポートも手厚い様です。

ギターパーツの通販|GUITAR WORKS(ギターワークス)

アイチ木材加工(アイモク)

国内のギターメーカーの木材は殆どここから買い付けられているという木材屋さん。

国産のギターは全部同じ音がすると時々言われているのはこれも要因の一つかもしれないと勝手に思ってます。

それだけ大量に仕入れているだけあって、価格も安めでスタンダードなストラトテレキャスシェイプであればCNCでカットして貰えます。

ここもあんまり変な木材は売っていませんが、ホンジュラスマホガニーだとかローズウッドボディだとか珍しい木材が時々出てくるので自作の際には一度はチェックしておきましょう。

aimoku|楽器の木材用材の販売加工

トーカイ

皆様ご存知トーカイの、恐らく皆様ご存じでなかったネットショップ。

特色としてネック組み込み済みのレスポールを売っています。

価格は全体的に高め。

国内で廉価でないセットネックのパーツを販売しているのはここだけではないでしょうか。

時々タルボがあるのが恐ろしい所。

ギター ボディ ネック 販売 byトーカイ/東海楽器

ヤマ楽器

国産ギターメーカーの集う長野県松本市にあるメーカー。

昔ジョンペトルーシモデルを作っていたらしい。

価格は全体的に高めですが評判も良く、セミオーダーで細かなスペックまで作りこめるのが魅力。

エレキギターのカスタムオーダー工房 ヤマ楽器のセミオーダーネック

HOSCO

メーカーではなく代理店です。

様々な楽器の自作キットを取り扱っていて、ギブソン系のセットネックのキットやヴァイオリンベースのキットがあります。

価格は非常に安いですが、品質も値段並み。恐らくアジア製でしょう。

とりあえず作ってみたい方には非常におすすめできます。

ヘッドが自分で加工するタイプの物しかないので注意。

株式会社 ホスコ ウェブサイトへようこそ!

 

 

Regal Guitar Instrument

群馬のかなり新しいメーカー。

制作キットがメインですが、大体の事は相談すれば対応してもらえます。

GOTOHと親密だったりあちこちにコネがあったりで結構無茶が効く模様。

【楽天市場】カスタムオーダーキット:Regal Guitar Instruments

公式ページはこちら

訪問インタビューの記事はこちら

 

海外のメーカー

括りがざっくりすぎる。()内は通称、略称です。

何となくギターって海外で作った方がいい音しそうですよね。

利点としては個性的なメーカーが多く、島国の日本と違って下手すりゃ自国でギター用材が採れたりして特殊材を取り扱っている所も多いです。

欠点としては作りやら営業やらがルーズな時がある事と、送料が高くなりがちで届くまで時間がかかってしまう事です。

仕様間違いの修正版で更に間違いが発生したり、メールで問い合わせたのが2ヶ月後くらいに返ってきたり(返ってこないこともしばしば)、トラブルへの対応がぞんざいだったり本っ当に緩い所は緩いです。要注意。

メーカーによっては代理店があり、無くても輸入代行業者を利用する事でこれらのリスクを減らすことができるので、高くつきますが不安な方はそちらを利用しましょう。

Warmoth(ワーモス)

業界最大手。ビルダー界隈でその名を知らぬ者などおるまい。

Valley Artsや昔のYAMAHAの高級機種、Sadowsky、さらにはあのPensa Suhrのパーツとかを作ってたとこ。すごい。Fender社のライセンスを取得していて完全に合法的にコピーを作れる数少ない会社でもあります。

作れる機種が非常に豊富で、オプションも豊富。ワーモスを利用すれば思い通りののギターを作るのも夢ではありません。

一方で、近年は大量生産のあまり顧客へのサービスとパーツの品質の低下が起こっている様です。細かい話をするとセールスと製造の担当者に当たり外れがあるとの事。

インディアンローズウッドとキングウッドの輸出が可能。

Warmoth Custom Guitar Parts - Custom bass and guitar bodies and necks

 

USA Custom Guitars(USACG)

ワーモスでの仕事に納得いかなくなったメンバーが独立してできたメーカー。

有名な所ではRSやXoticにパーツを供給しているそうです。

一人一人の顧客のニーズに答えたいという姿勢は変わっておらず、問い合わせのメールを送ると物凄く丁寧で気の良い返答が数日以内に返ってきます。文章から良い人感がにじみ出てます。

仕上がりも非常に丁寧で、買ったネックは研磨もフレット処理もせず塗装だけすればそのまま使えるという程。

変わった材は取り扱っていませんが仕様そのものは細かにオーダー可能です。

 

ここの所シャレにならないぐらい忙しいらしく、一時はバックオーダーの処理の為事務のスタッフまで制作チームに入っていました。

2018年からは月初めの1週間だけオーダーを取り、次の月までに消化するという営業方法に変更したようですが、3月の時点で既にオーダー可能期間がずれ込んでいます。

大丈夫か。

その他、頻繁にオーダーがある人気の仕様のネックを先にまとめて作っておいて在庫する様にもなりましたが、残念ながらUSACGはローズウッドの輸出をやめてしまったので殆どが日本からは購入できません。

 

メルマガやメールでのやり取りからして品質を落とすつもりは全く無さそうなので、オーダーの待ち時間とローズウッドが使用できない点さえ気にしなければ最良の選択の一つだと思います。

音の傾向としてはヴィンテージというよりはスタジオ寄りらしいです。

今度買う。

USA Custom Guitars | Modern technology with old-world craftsmanship

 「旧き職人魂と現代のテクノロジー」。USACGはすべての製品をアメリカの自社工場で制作していると公言しています。(USACG好きすぎ)

 

Best Guitar Parts(BGP)

上記のUSACGから更に独立してできたらしいメーカー。詳細は不明。

USACGより少し値段は高いですが、こちらの方が使用できる木材の種類が豊富な他、フラットトップでボルトオンですがレスポールシェイプが選べます。

個人的にコリーナ、ブラックリンバでネックが作れるのがポイント高いです。

どうやら日本国内のパーツ屋のOEMも請けている模様。

Welcome to Best Guitar Parts - The Best Parts at the Best Prices

 

Musikraft(ミュージクラフト)

サーモウッド(ベイクドメイプル、ローステッドメイプル)を世界で初めてギターに導入したメーカー。

フェンダーのライセンスを取得している為、ここもフェンダーシェイプのヘッドを合法的に作っています。

OEMがメインの業務らしく、そちらの状況によってオーダー可能な範囲が大きく変わります。立て込んでいない期間ではセットネックのモデルも作れたり、ローズウッドの輸出に対応してもらえたりします。

 

コニーアイランドというリゾート地の足場に使われていたウォルナット材を取り扱っていて、こちらは輸出規制がかかっていないのでコスパが良さそうですね。

建設された1900年代当時からずっと観光に訪れた人々に踏みしめられ、雨風を受け、日光に曝されシーズニングされてきた材です。

人々はそれを道だとしか思っていなかったのでしょうが、沢山の人と思い出を共有してきた木材なんだと思うと物欲がふつふつと湧き上がってきます。

ただ仕上がりが雑だそうなのでずっと買い渋り中。

Musikraft LLC

 

WD Music

昔ながらのパーツメーカー。面白いピックガードが買えます。

ちょっと前まではオールローズのネックが3万くらいで買えたのですが、CITESの影響で輸出負荷に。

ウェンジネック等その他の物には影響が無いので問題なく購入できます。

WDMusic.com - Best Online Store for Guitar Parts & Bass Parts

ALL PARTS(オールパーツ)

アメリカの販売会社。なのでネックもボディも外注。

以前はFender Japanの製造で有名なダイナ楽器にネックを作ってもらっていたらしいですが、現在は不明。

ここもフェンダーのライセンスを取得しています。

Allparts® Music Corp - Guitar and Bass Parts Supplier

Mighty Mite(マイティマイト)

オールパーツと似た様な販売会社。

世界各国のOEMメーカーからパーツを仕入れているらしい。

Mighty Mite USA

BYO Guitar(BYO)

オールパーツ、マイティマイトの製品を取り扱っている他、格安のキットと自社のカスタムショップ製品を販売しています。

キットの方はセットネックモデルや変形、IbanezのJEMと非常に豊富なラインナップ。

価格も安く、木部の評判も上々。

カスタムショップは若干高いですがブラックリンバ等豊富なオプションが比較的安価に付けられます。

日本の某ギター工房もここにオーダーしているらしいです。

Build Your Own Guitar - Guitar bodies and kits from BYOGuitar

 

The STRATosphere

載せるかちょっと迷った。

主に新古品?のギブソンフェンダーをバラして販売している会社です。

ほぼ新品のショウバッカーとか、パーツのついていない新品のレスポールの抜け殻等が買えます。しかも安い。

尚CITES...の影響はありますが国内に輸入のサポートをしてくれる代理店があるので本当にフェンダーの純正ネックが買えちゃいます。

Guitar Parts, Bodies, Necks, Pickups, Fender, Gibson and more | The STRATosphere

 

MJT Aged Finishes(MJT)

厳密には塗装の会社。

USACGのパーツに塗装、エイジド加工を施して販売する他組み立て済みのギターも販売しています。

評判はとても良いのでヴィンテージ系が欲しいならほぼここ一択だと思います。

MJT Aged Finishes

 

Stew Mac(スチューマック)

ワーモスが木部なら、その他は全部スチューマック。

ギターの製作に必要な物はすべてここで買え、実際に世界中の製作家、メーカーがここから工具、塗料を仕入れています。

マイティマイト、オールパーツの取り扱いがある他、一応キットも販売しています。

もしお金があって、木材からギターを作るとなった場合はここで買い物するところからスタートすることになると思います。

Stewart-MacDonald: Everything for building and repairing stringed instruments! | stewmac.com

 

以上

今回は知名度と安定度を重視していくつかピックアップしましたが、探せばもっと沢山のメーカーがたくさん見つかります。

が、殆どのニーズはこれらのメーカーで十分満たすことができるでしょう。

 

 

特に拘りが無いなら国内で、海外でもUSACGやMusikraft、ワーモスは国内に代理店があるので、英語が苦手な方、めんどくさい方はそちらを利用しましょう。

 

最後に改めて、これらのメーカーからボディを買うのは全て自己責任でお願いします。

ギターに限らず、個人輸入は常に綱渡りです。

代理店や輸入代行業者を通すより安く買えますが、事故やトラブルがあった時の対応は全て自分で行わなければなりません。

特にギターなんて高額な物も多いですし、10万円安く済ませようとしたばかりに大破した木片を30万円で買う事になるなんて事もあり得ない話ではありません。

見知らぬ、特に個人の工房から買う時はよく注意して購入しましょう。